全量買取を活かす為に太陽光発電を相場価格よりも安く買うブログ:2019-7-31
思春期を迎える以前のぼくたち姉弟は、
近所でも評判の仲の良い兄弟でした。
年子であることもそうですが、
引越しが多かったことや、友人の家と少し離れていることなどもあり、
二人で遊ぶことが多かったからかもしれません。
弟のあまりのパワフルさに、
ぼくの体力がもたない事もしばしばでしたが…
弟はまさに疲れ知らずなのです。
弟は夢中になって遊んでいるのに、
ぼくはすっかり疲れきってしまい、
お母さんが呼びにくるのが待ち遠しいこともありました。
そんなぼくたち姉弟も例外では無いようで、
思春期の気配がする頃には、少しずつ距離が出来始めていました。
そんな頃の印象的な出来事です。
ぼくが小学校6年の時に
ぼく達一家は東京に引っ越したのですが、
その直後の習字の時間に事は起こりました。
以前の学校では、墨汁をそのまま使用していたのですが、
新しい学校では、墨を摺るように指導していたようで、
前の席の男の子と言い争いになりました。
しかし、お子さんの頃のぼくはとてもクチ下手で
どちらかというとクチの代わりに手が出る方でした。
クチげんかでは必ず弟に負けていたんですよね。
当然、その男の子にもクチでは敵うはずもなく、
力の争いに発展の後、どう終了したのかは覚えていませんが、
感情を表現できず、怒りだけがたまって悔しくて泣いてしまいました。
休み時間に弟がその話を聞きつけたらしく
「大丈夫か?」
と飛んできてくれたのです。
弟がそんな風に飛んできてくれたことがとても意外でした。
あまりクチをきかなくてもちゃんと心配してくれてるんだな…と
嬉しかったんです。
小学生ながら実に男らしい弟だと
頼もしく思えたことを覚えています。